歴史文化2021.12.20 橋村執事長に聞く!世界遺産東大寺の昔話と思い出の場所 - 第6回 火事対策のお話・コロナのお話 関連ワード: お坊さんに聞く!奈良の寺社探訪 奈良県 奈良市 観光・催し 世界遺産 神社仏閣 火事対策のお話 橋村執事長 「東大寺は木造建築物が多いので、世界遺産として守っていくためには火事にならないことが一番大切です。もし火事になったら、大仏殿は廻廊があって消防車がそばまで近づけない。東側の山に合計2000㌧の水槽を造っています。また、屋根の中にもスプリンクラーを設置するなどして大屋根の内外に水が届くようになっています。防災工事は法華堂周辺からはじまって境内全部に広げました。水圧も高くなっています。現在も再整備のために送水管の工事中です。防災は時間とお金がかかります。まもりなくして前に進むことはできません。まもっていくことはとても大切です。環境のすべてをよく考え、長い目でみて保存に努めていきたいです」 この記事の残り文字数:1,675文字(写真枚数:3枚) この記事は歴史文化ジャンルの有料記事です。 続きをご覧になりたい方はログインまたは会員登録をお願いします。 ログインして続きを見る 初月無料で今すぐ見る(会員登録画面へ) 奈良新聞デジタルの有料プランに入ると 月額550円から有料記事が読める 広告なしで快適に閲覧(一部バナーを除く) 上位プランで紙面宅配や紙面ビューア利用可 購読お申込みの案内はこちら
橋村執事長
「東大寺は木造建築物が多いので、世界遺産として守っていくためには火事にならないことが一番大切です。もし火事になったら、大仏殿は廻廊があって消防車がそばまで近づけない。東側の山に合計2000㌧の水槽を造っています。また、屋根の中にもスプリンクラーを設置するなどして大屋根の内外に水が届くようになっています。防災工事は法華堂周辺からはじまって境内全部に広げました。水圧も高くなっています。現在も再整備のために送水管の工事中です。防災は時間とお金がかかります。まもりなくして前に進むことはできません。まもっていくことはとても大切です。環境のすべてをよく考え、長い目でみて保存に努めていきたいです」