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興福寺瓦窯跡など国の文化財に 文化審が追加指定答申

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史跡の追加指定が答申された興福寺旧境内の瓦窯跡=奈良市登大路町(県提供)

 国の文化審議会文化財分科会は17日、国の文化財指定を答申した。県関係は興福寺旧境内(奈良市)と同宮山古墳(御所市)の2件で、いずれも史跡の追加指定が答申された。

 

 興福寺旧境内は和銅3(710)年に藤原氏の氏寺として創建された大寺。創建後、度重なる火災に遭ったがそのつど復興された。これまで約1万2715平方メートルを史跡に指定しており、今回は平成29年度に旧境内で見つかった瓦窯跡約908平方メートルを追加指定する。

 

 宮山古墳は奈良盆地南西端、巨勢山丘陵北麓に築造された古墳時代中期の大型前方後円墳。これまで約1万3886平方メートルを史跡指定。今回は前方部北側造り出しや周堤(しゅうてい)に接するネコ塚古墳の墳頂の一部など、計約2757平方メートルを追加指定する。

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