歴史文化2021.12.18 橋村執事長に聞く!世界遺産東大寺の昔話と思い出の場所 - 第5回 鯖の木のお話・執事長おすすめ写真映えスポット 関連ワード: お坊さんに聞く!奈良の寺社探訪 奈良県 奈良市 観光・催し 世界遺産 神社仏閣 鯖の木のお話 橋村執事長 「大仏殿の西廻廊にある菩提(ぼだい)樹には言い伝えがあります。聖武天皇の御代、大仏開眼をする時、鯖(さば)売りのおじいさんが鯖をお供えするとやってきました。お供えをした後、おじいさんはこつぜんと姿を消し、鯖は華厳経の巻物に変わっていました。 そして鯖を担いできた担ぎ棒は地面に突き刺さっていて、それはやがてビャクシンの木に成長しました。ビャクシンの木は、平安時代に広まっていた日本を護ってくださっているという木です。その木が元気なら国も寺も栄え、弱ると戦や干ばつが起こったといわれています。霊木として信仰されてきました。 この記事の残り文字数:1,451文字(写真枚数:9枚) この記事は歴史文化ジャンルの有料記事です。 続きをご覧になりたい方はログインまたは会員登録をお願いします。 ログインして続きを見る 初月無料で今すぐ見る(会員登録画面へ) 奈良新聞デジタルの有料プランに入ると 月額550円から有料記事が読める 広告なしで快適に閲覧(一部バナーを除く) 上位プランで紙面宅配や紙面ビューア利用可 購読お申込みの案内はこちら
橋村執事長
「大仏殿の西廻廊にある菩提(ぼだい)樹には言い伝えがあります。聖武天皇の御代、大仏開眼をする時、鯖(さば)売りのおじいさんが鯖をお供えするとやってきました。お供えをした後、おじいさんはこつぜんと姿を消し、鯖は華厳経の巻物に変わっていました。
そして鯖を担いできた担ぎ棒は地面に突き刺さっていて、それはやがてビャクシンの木に成長しました。ビャクシンの木は、平安時代に広まっていた日本を護ってくださっているという木です。その木が元気なら国も寺も栄え、弱ると戦や干ばつが起こったといわれています。霊木として信仰されてきました。