奈良県知事がコロナワクチン3回目接種「歓迎」
国が新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を前倒しする方針を示したことについて、荒井正吾知事は14日、定例会見で、「歓迎したい」と語った。県は県内の市長村や医師会など関係者と協議し、高齢者らを対象とした3回目の接種を推進することを明かした。県は高齢者を対象とした3回目のワクチン接種を来年1月から始めるよう調整する。
政府は先月、新型コロナワクチンをめぐり、原則2回目から8カ月以上の間隔を空けることで、3回目接種を行う方針を決定している。しかし、ワクチンで得られる抗体価が短期間で減少する可能性や新たな変異株「オミクロン株」流行の懸念から、前倒し接種の検討を進めている。県は今月から始まっている医療従事者の3回目接種を推進しており、県内の高齢者44万人に対しては来年1~3月の間に3回目の接種を進めるという計画を示した。