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きょう大雪 「ゆうべし」寒風に揺れ

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寒風にさらされる、ゆうべしは村の風物詩に=十津川村谷瀬

 きょう7日は二十四節気の一つ、大雪。本格的な冬の到来だ。山々は雪に覆われ、平野にも雪が降り積もるころと言われている。奈良市では先月29日、今季初の霜・氷を観測した。

 

 十津川村では、毎年この時期になると古くから伝わる保存食「ゆうべし」作りが行われる。ユズの果肉をくり抜き、その中に味噌やそば粉、かつお節などを詰め、2~3カ月寒風にさらす。

 

 「谷瀬の吊り橋」を見下ろす谷瀬の集落でも、十数軒が組合を作り伝統を守っている。玉田武温組合長は「11月末、メンバーが集まり1000個ほど作った」と話す。風通しのよい場所に吊るされる様子は村の風物詩に。

 

 もぎたての黄色いユズは日に日に色が変わり茶褐色に。薄切りにして味噌汁やお茶漬けの中に入れ食す。芳醇なユズの香りが広がり、近年は珍味としても人気だ。

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