特集奈良ラーメン探検隊活動中!

歴史文化

静御前が舞った白拍子舞 大和高田市 - 奈良に息づく義経伝説【8】

関連ワード:

 源義経が愛した静御前ゆかりの伝承が多く残るのは奈良県大和高田市。全国にさまざまな説があるものの、地元では静の母礒野(いその)禅尼の故郷が同市礒野で、静が余生を送った地だといわれている。

 

 市中央部、大中公園に建立されているのが「静御前記念碑」。石碑には静の有名な句「しづやしづ 賤(しづ)のおだまき繰り返し昔を今になすよしもがな」を刻む。自らの名前を「しづ」に掛け、「昔を今に戻したい」と義経を恋い慕って詠んだものだ。

 

 吉野山(奈良県吉野町)で義経と別れた末に捕らえられ、鎌倉(神奈川県鎌倉市)へ送られた静。義経の兄頼朝から鶴岡八幡宮で舞うように命じられ、「吉野山峰の白雪踏み分けて入りにし人の跡ぞ恋しき」とともに詠んで舞ったのが上の句だった。

 

大中公園に建立されている「静御前記念碑」

この記事の残り文字数:2,413文字
(写真枚数:8枚/動画本数:1本)

この記事は歴史文化ジャンルの有料記事です。
続きをご覧になりたい方はログインまたは会員登録をお願いします。

初月無料で今すぐ見る
(会員登録画面へ)


奈良新聞デジタルの有料プランに入ると

  • 月額550円から有料記事が読める
  • 広告なしで快適に閲覧(一部バナーを除く)
  • 上位プランで紙面宅配や紙面ビューア利用可

購読お申込みの案内はこちら

関連記事

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド