社会
亀田市長と議会、国スポ全部交換案反対で対立露呈
令和13年の国民スポーツ大会に向けて、県立橿原公苑と市営橿原運動公園の全部を交換する案について、橿原市議会特別委員会は22日、反対多数の意思を示し、亀田忠彦市長と市議会多数派との溝があらわになった。両者はもともと市役所本庁舎整備事業などを巡り、不協和音が続いている。亀田市政は今後も議会対応で難しいかじ取りを迫られそうだ。
国スポ主会場整備を巡る両施設の全部交換案は、荒井正吾知事が令和元年6月に県議会で構想を表明。亀田市長も一貫して、全部交換案に積極的な姿勢を示してきた。一方、市議会多数派には全部交換案への根強い慎重論があり、運動公園の一部譲渡や定期借地として貸し出す案の提示などを求めてきた。