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歴史ロマンの地に残る伝承 吉野町、桜井市 - 奈良に息づく義経伝説【4】

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 古代の天皇が行幸した地として知られる奈良県吉野町宮滝。そして宮滝と同様に「万葉集」に多く詠まれた同町菜摘(なつみ)。歴史ロマンあふれる両地域にも義経伝説が息づく。

 

 吉野山を追われた源義経一行は、万葉集に登場する「象(さき)の小川」に沿って逃れたとも言われている。吉野山と宮滝を結ぶ川沿いの登山道は「吉野宮滝万葉の道」としてハイカーに人気のルートだ。

 

 宮滝側から登ると、山道に入ってからしばらくして脇にそれた場所に「高滝」がある。高さ約10メートル。江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎(1760~1849年)が各地の有名な滝を題材にした「諸国瀧廻り」に「和州吉野義経馬洗瀧」があり、「描かれた絵の雰囲気から、この高滝を描いたものだと地元では言われています」と中東洋行・吉野歴史資料館学芸職員は話す。山道に戻り、さらに吉野山へ登っていくと、静御前が化粧をしたと伝わる「化粧岩」「鏡岩」も存在するという。

葛飾北斎が描いた「和州吉野・義経馬洗の滝」と考えられている高滝

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