連合奈良定期大会で西田氏が会長再任
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連合奈良の第18回定期大会が10日、奈良市高畑町の奈良ホテルで開かれ、役員改選で西田一美会長が再任された。任期は2年。本年度の活動報告、会計決算報告などを承認するとともに、来年度の運動方針では「安心社会へ新たなチャレンジ」をスローガンに掲げることを確認した。
あいさつで西田会長はコロナ禍で社会情勢や経済格差が拡大したことを説明したうえで、「確実に労働者の賃金が上がるような取り組みが必要だ。連合活動を通して訴えていきたい」と意気込みを語った。
先月31日に投開票された衆院総選挙については、「県1、2区では応援する候補者を出せたが、3区では候補者を擁立できなかった。非常に残念だ」と述べ、「来夏の参院選で心を合わせて戦えたら」と語った。
このほか、池本昌弘・前副会長と山原一志・前事務局長らの退任が発表され、功労者として表彰を受けた。
表彰された池本・前副会長は「一番の思い出は、連合奈良全体で取り組んだ前回の参院選。次のステージでも運動を続けたい」、山原・前事務局長は「連合で仲間が多くできたことが宝物だ。感謝しかない。ますますの発展を祈念する」と述べた。