社会

ビールの新酵母育種 - 新商品「かぐやま」発売/先端大、奈良のビール製造販売会社が共同研究

新しいビール酵母の育種成功を発表した高木博史教授(右)と同酵母を使ったクラフトビールを開発した市橋健代表=15日、生駒市高山町の奈良先端科学技術大学院大学 
 奈良先端科学技術大学院大学(生駒市、塩崎一裕学長)先端科学技術研究科の高木博史教授と西村明助教は15日、クラフトビールを製造販売するゴールデンラビットビール社(奈良市、市橋健代表)との共同研究で、醸造環境における酵母の発酵力向上が期待できるアミノ酸「プロリン」を多く含む新しいビール酵母の育種に成功したと発表した。同社は新しいビール酵母を用いたクラフトビール「かぐやま」を同日、発売した。

 プロリンには、酵母にとってストレスとなる酸化や乾燥などから酵母を守る機能があるとされることから、プロリンを多く含む新しいビール酵母は発酵の立ち上がりが早い特性が見られるという。

 高木教授は「特色あるビール酵母ができれば、商品のオリジナル性の向上につながる。酵母やアミノ酸をキーワードに地域貢献や海外展開につながればと思う」としている。

 また、ゴールデンラビット社ではこの新しいビール酵母を使い、独自の穏やかな味で口当たりの軽いイングリッシュ・ペール・エール「かぐやま」を製造。同日、奈良市内の同社店舗やネットショップ、取引のある酒販店などで発売を始めた。アルコール度数は4・5%。販売価格は、1瓶(330ミリリットル)693円。

 市橋代表は「酵母の甘味を生かした製法で醸造し、すっきりと飲みやすいビールに仕上がっている。暑さ本番を迎えるこれからの季節に奈良で生まれた酵母を使ったビールをぜひ飲んでほしい」と話した。

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