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「物理的に無理」一部自治体に悲鳴

 新型コロナウイルスワクチンの高齢者向け接種について、県が県内全自治体で7月末までに終えられる見込みを示したことに対し、一部の自治体担当者からは「物理的に無理」「市町村で何とかしろという形」などと悲鳴が上がった。 

 ある自治体のワクチン接種事業の担当者によると、県が7月末完了の方針を市町村に示したのは11日。この自治体では現在、集団接種を午後のみ行っている。予診を担う医師たちは午前中、各医療機関で通常の診療を行っているため。「午前中に県から研修医を派遣してもらえれば助かる」と提案したが、県は「派遣するなら丸一日。中途半端なことはできない」と返答。県との話し合いは折り合わず、研修医の派遣は受けられないという。「臨機応変に対応してくれればいいのに」といら立ちを隠せない。

 早期完了を目指し、かねてから個別接種の実施に向けて医師会と協議を進める。しかし、かかりつけ医がなく、集団接種が必要な高齢者は一定数おり、個別接種を導入した場合でも7月末までの完了は現実的に不可能な状況と見る。「市民のニーズに応えられるようがんばる。ただ、無理なものは無理だ」と話す。

 別の自治体の担当者は「『研修医を派遣するから7月末までにやれ』ということだ」と淡々と語った。

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