社会

万葉の今昔を風景で見比べ - 故入江氏撮影の写真など76点/県立万葉文化館特別展

万葉集ゆかりの地で入江泰吉氏が撮影した風景と日本画が並ぶ会場=明日香村飛鳥の県立万葉文化館 拡大

 県立万葉文化館の特別展「万葉集と大和の風景~入江泰吉が追い求めた万葉の息吹」が29日、明日香村飛鳥の同館で始まった。奈良市出身の写真家、入江泰吉氏(明治38年~平成4年)が万葉集ゆかりの地で撮影した写真34点を含む計76点を展示している。7月11日まで。 

 特別展は入江泰吉記念奈良市写真美術館(奈良市)の協力で開催。同美術館所蔵の写真の数々と入江氏が晩年まで愛用したカメラ1台を間近で見ることができる。

 明日香村の夕焼けに山々が浮かぶ「甘樫丘より畝傍山・二上山を望む」、水墨画のようなモノクロ写真で東大寺大仏殿と興福寺の塔影を写した「古都遠望」。離宮があったとされる吉野町宮滝の巨岩奇岩が立ち並ぶ景観を撮った「奇岩清潭」など入江氏が万葉集で歌われた風景を訪ね、古代の人々の思いをとらえた作品が並ぶ。

 聖徳太子の1400回忌に合わせ、法隆寺(斑鳩町)やその周辺で撮影した写真9点も集めた。万葉歌をモチーフに描かれた同館所蔵の日本画も併せて展示されている。染田英美子学芸員は「入江さんが撮った現代の風景と絵画に描かれた古代の風景を見比べることで古代を想像し、万葉集を身近に感じてほしい」と話している。

 講師を招いたワークショップでは、5月15日「デジカメで写真を撮ろう」、6月5日「スマホで写真をとろう」、いずれも午後1時から開催(事前申し込み制)。6月20日午後2時からは、入江泰吉記念奈良市写真美術館の説田晃大学芸員の講演会(申込締め切り・5月31日)も行われる。それぞれ定員がある。

 月曜休館(祝日の場合は開館し、翌平日休館)。一般800円、高校・大学生500円、小・中学生300円。問い合わせは、同館、電話、0744(54)1850。

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