社会
法隆寺で「聖徳太子1400年御遠忌」結願 - 太子ゆかりの舞楽奉納

1400年御遠忌を迎えた聖徳太子の遺徳をしのび、斑鳩町法隆寺山内の法隆寺で営まれてきた「聖徳太子1400年御聖諱(ごしょうき)法要」は5日、最終日を迎え、結願の「管絃講」が行われた。
午後0時半ごろ、雅楽を演奏する南都楽所(がくそ)を先頭に、古谷正覚管長ら僧侶などの行列が東院伽藍(がらん)を出発。法要の舞台がある西院伽藍へと進んだ。
西院伽藍内の法要では、南都楽所が聖徳太子にゆかりが深い舞楽「蘇莫者(そまくしゃ)」を奉納。太子が笛を吹いていると山の神(老猿)が現れて喜び舞ったという伝承に基づいた演目で、太子に扮(ふん)する笛役の笛に合わせて、猿の面を着けた舞人が前後左右に猿のような動きをして舞った。
続いて清水寺(京都市東山区)の森清範貫主が慶讃文を読み上げ、舞台上で雅楽が演奏されて聖徳太子をほめたたえる讃嘆式や太子和讃が唱えられた。
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