社会

ランドセル再利用へ生徒ら持参 - 生活困窮者に無料提供/奈良で専門店経営・木下さんが「ランドセルバンク」始動

不用となったランドセルを受け取る木下さん(左)ら=8日、奈良市高畑町の市立飛鳥中学校 拡大

 不用になったランドセルを無償で回収してコロナ禍の生活困窮者に無料提供する「ランドセルバンク」の活動が8日、奈良市高畑町の市立飛鳥中学校(的場宏純校長、242人)で始まった。生徒らが小学校時代に使っていたランドセル合計33個を登校時に持参し、同バンクの担当者に手渡した。ランドセルは糸のほつれなどを直してクリーニングした上で、3月初旬から希望者に提供される。

 ランドセルバンクは同市古市町でランドセル専門店を経営する木下修平さん(41)が立ち上げた。福井県越前市でランドセルとスクールウエアの専門店を営む知人が同様の活動をしているのを知り、地元奈良市でも始めたいと考えたのがきっかけだ。

 同中OBの木下さんは昨年12月、自身も参加している校区の地域交流会「桜クラブ」(大矢亨武会長)との話し合いでランドセルバンクを提案。学校や市教育委員会も協力して取り組むことになり、的場校長を通じて生徒や保護者に協力を呼び掛けた。

 この日は、木下さんと同クラブのメンバーらが校内で受け付け。生徒や保護者が赤やピンク、黒などのランドセルを提供した。

 2年生の冨田奈都子さん(14)は「妹が使っていたがサイズが小さくなったので使えなくなっていた。他の人が使ってくれるならいいと思った」。1年生の中原心(こころ)さん(13)は「次の人が6年間の思い出を詰め込んでくれれば」とそれぞれ話した。

 木下さんは「思ったよりも多く集まってうれしい。ランドセルには家族の思いが詰まっており、その思いを次の人につないでいきたい」と話した。

 ランドセルは木下さんの店でクリーニングされ、4月から小学1年生となる児童を対象に提供される。同店への訪問が必要。木下さんらは今後も、破れなど損傷のない不用ランドセルを回収する予定。

 問い合わせは「ランドセルの木ノ下」、電話0742(31)6997。火・水曜休み。

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