総合
現職が4選出馬か - 対抗馬擁立は未知数 首長選(1) 奈良市長選(上)/2021選挙展望
7月30日に市議(定数39)とともに任期満了を迎える奈良市の仲川元庸市長(44)。新型コロナウイルス対策を優先するとして昨年中は進退表明を見送った。他にも立候補の動きは見られない。かつては「同じ人が長く同じ立場にいることの弊害」を訴え、多選批判を展開した仲川氏だが、既に3期目。まだ40代半ばで、周辺は「4選出馬は確実」とみる。市議会では自民、公明両党が与党的立場を強めつつあり、これまでの対決ムードから一変、仲川氏の推薦も取り沙汰されるなど、同氏を取り巻く状況は大きく変わった。ただ強固な後援会組織を持たない仲川氏が政党支援に頼る形で出馬した場合、姿勢の転換と受け止められる可能性もある。
▽戦いの構図
仲川氏の初当選は平成21年。政権奪取を目指す馬淵澄夫衆院議員=現・立憲民主党県連代表=ら民主党(当時)の勢いを駆り、自公推薦の元職を破った。その後は「市民党」の立場で激戦を制し、長期政権も視野に入る。…
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