社会

市販茶に不活性効果 - 世界初 県立医大が実験結果/新型コロナウイルス

試験管内で混ぜた茶で新型コロナウイルス不活性化が確認できたとする実験=27日、橿原市四条町の県立医大 拡大

 県立医科大学は27日、市販の茶に新型コロナウイルスの感染力を低下させる不活性効果があるとの実験結果を発表した。茶による不活性化の確認は世界初だが明確な要因は分かっておらず、実験を行った矢野寿一教授(微生物感染症学)は「今回は試験管内で得られた可能性を示した」と話している。 

 同大によれば、実験では試験管内でウイルスの入った液体と市販の茶を混ぜ、経過時間ごとに感染力のあるウイルスの残存量を測定。約10銘柄で行われた。

 最も効果が見られたのは茶葉からいれた紅茶。1分後に100分の1以下、10分後に1000分の1以下までウイルスの量が減った。またペットボトルの緑茶2銘柄では効果の有無に差があった。このほか茶葉からいれた県特産品の大和茶では、10分後に100分の1以下に減ったという。

 ただしウイルス量が減った理由は不明のまま。茶にはインフルエンザウイルスを不活性化させる効果が確認され、茶に含まれるカテキンがウイルスに結合することで体内の細胞への侵入を防ぐとされる。新型コロナでも同様のことが可能性として考えられるが、効果のあった銘柄でのカテキンの有無は確認できていないという。

 同大は今後、会食時の感染症対策への活用を念頭に、要因の検証や飲料メーカーなどとの協議を予定。同大MBT研究所の細井裕司所長は「ファクターは分からないが、会食時の有効な感染症対策がないのが現状。効くお茶があることをお知らせしたかった」と話した。

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