社会

国内最大級の子持勾玉 - 「土師氏」とかかわり? 11月28日から公開/香芝・狐井稲荷古墳

狐井稲荷古墳から出土した子持勾玉(左)と土師の里遺跡出土の子持勾玉=25日、香芝市藤山1の二上山博物館 拡大

 香芝市教育委員会は25日、同市狐井の狐井稲荷古墳(5世紀後半)から国内最大級とみられる「子持勾玉(まがたま)」が見つかった、と発表した。同市藤山1丁目の二上山博物館で開かれる企画展「葛城の大王墓と太古の祈り」で、28日から初公開される。12月26日まで。

 同古墳は前方後円墳で、平成5年に古墳として登録。現在も私有地だが、市が史跡指定を視野に調査を進めている。

 勾玉は土地所有者が草むしり中に後円部の裾あたりで見つけ、今年8月に同博物館に寄託。長さ約13センチ、幅約10センチ、厚さ約5・5センチの滑石製で、重さは約565グラム。10個の小さい勾玉がつき、国内の子持勾玉では最大級の体積だという。

 古墳や埴輪(はにわ)を作った集団「土師氏」の本拠地とされる、大阪府藤井寺市の土師の里遺跡の出土品との類似点も確認。土師氏が同古墳の造営にかかわった可能性もあるとしている。

 子持勾玉は、秋田県から鹿児島県まで広く分布。勾玉本体から小さな勾玉が発生するような形状から「玉が魂を生む」といった思想が込められた祭祀(さいし)道具との見方があるが、用途などの詳細は分かっていない。

 調査に協力した兵庫県立考古博物館の大平茂名誉学芸員は「被葬者の魂を鎮めるためのものではないか」などと話している。

 午前9時から午後5時開館。月曜休館。入館料は大人200円、高校・大学生は150円、小中学生100円。関連の講演会はあり、28日午後2時からは堺女子短大名誉学長の塚口義信氏が「新展開 顕宗・武烈天皇の興津城はどこか」で、12月12日午後2時からは大平名誉学芸員が「子持勾玉と古墳時代の祈り」で話す。場所はふたかみ文化センター市民ホール。入場無料だが事前申し込みが必要。申し込み方法など問い合わせは同博物館、電話0745(77)1700。

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