社会

友好の手紙、1年ぶり - コロナ禍の学校生活 閉校後の母校に思い/Dear ケネディ元駐日米大使 大宇陀高生13人

ケネディ元駐日米大使への手紙を書いた生徒ら=宇陀市大宇陀迫間の大宇陀高 拡大

 令和5年3月で閉校する、宇陀市大宇陀迫間の県立大宇陀高校(堀田優子校長)の生徒13人が、文通を続けているキャロライン・ケネディ元駐日米大使に宛てた手紙を約1年ぶりに書き、10月1日に投函(とうかん)した。新型コロナウイルス禍に揺れる学校生活や、母校を大切にし続ける思いをしたためた。

 同校生徒がケネディさんに初めて手紙を送ったのは平成26年2月。当時の英会話部の生徒が、ケネディさんが新婚旅行で同市の寺などを訪れたことを知ったのがきっかけだった。その後も数回にわたり手紙を送り、ケネディさんからの直筆の手紙も届いた。

 昨年10月の手紙では、県立榛生昇陽高校(宇陀市)と統合し、「宇陀高校」として再出発することなどを報告。大使退任後の送り先が不明だったが、生徒の思いを知った関係者の協力で届けることができ、ケネディさんも読んでくれているという。

 今回は、閉校後も母校を大切にし続けることや、新型コロナ禍に見舞われている世界中の人々の健康と幸せを願っている気持ちを伝えようと、手紙を出すことにした。

 手紙ではこのほか、日米友好の証として植樹した北米産のカルミアが、生徒の腰ぐらいの高さに育ったことも報告。新型コロナ感染拡大中でも教員が作成した動画教材で在宅教育に取り組めたことや、感染症の早期収束を願い「幸せのシンボル」の四つ葉のクローバーを植栽したことも伝えた。さらに「1人1人が自分に出来る感染予防を徹底したい」「高校は100年の歴史に幕を下ろすが、自分の夢に向かって努力し続ける」といった決意も記した。

 手紙はA4判の便せん3枚分。1~3年生の生徒会と有志の生徒が原文を考え、英訳するなどした。英訳担当の1人で、3年生の田中成樹さん(18)は「海外に手紙を出せるなんてすごいこと。締め切り直前まで何回も書き直したが、やってみてよかった」と笑顔を見せた。

 また生徒会長で3年生の谷向咲紀さん(17)は「コロナで活動が制限される状況に不安もあったが、支えてくれる周囲の人々への感謝の気持ちが強くなった」、副生徒会長で3年生の山崎颯士郎さん(18)は「新型コロナ禍の中での生活で気づくことができた、小さな幸せを大切にしていきたい」と、それぞれ手紙に込めた思いを語った。

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