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イメージ変えたい 意外な人気、延長中 - テーマ別に80匹 ゴキブリG20 知ればかわいいかも/橿原市昆虫館で特別展

好評で延長された特別展のポスター 拡大
黒と白の模様が特徴的なドミノゴキブリ=橿原市南山町の市昆虫館 拡大

 ゴキブリのイメージを変えたい。そんな思いを込めた橿原市南山町の市昆虫館の特別展「G20 橿原サミット2020―集まる世界の代表―」が好調だ。新型コロナウイルス感染症対策の人数制限で入場できなかった人もおり、期間を延長して開催中。出迎えるのは国内外に生息する約23種類80匹。固定観念を覆す出合いがあるかもしれない。

 「嫌われ者です。見た目とか、急に飛んでくるところとか」と特別展を企画した市昆虫館の野川裕司主査(31)。同館では5カ国5種のゴキブリを飼育しており、感染症流行前は常設展で触れ合う機会も設けていた。しかし、ほかの昆虫と同様に手の平に乗せていた人が、ゴキブリと聞いた途端「気持ち悪い」と声を上げることがたびたびあった。「害虫としてのイメージがあまりにも強いんです」。

 同館によると、ゴキブリは世界に約4000種、日本には約50種いる。ただ、不衛生で、人の家に現れる「害虫」とされるのは「ほんの一握り」。大半は森の中など自然で暮らし、枯れ木や生物の死骸を分解するなど、生態系の中で重要な役割を担っている。 

 そういう野川主査も4年前に市水道局から異動してきた当時は「汚くて、気持ち悪いと思っていた」という。だが、世界のゴキブリと接するうち、愛らしく感じるようになった。「知ればかわいいんです」。

 静岡県の竜洋昆虫自然観察公園や防虫剤メーカーから国内外の個体の提供を受け、同館初のゴキブリをテーマとした特別展に踏み切った。

 特別展のテーマは、世界各国のリーダーが集う国際会議をもじった。当初の予定だった7月21日~9月13日の展示では国内外20の国と地域約20種類100匹を各ケースに入れて「各国代表」として並べた。現在はテーマ別に配置している。

 野川主査が「これはかわいいです」と推してくれたのが、インドに生息するドミノゴキブリ。小柄で丸い胴体に、白と黒の模様が幾何学的に入っている。

 特別展が好評な理由を野川主査は「嫌いだけど、ちょっと見てみたい存在なのでは」と分析。「いろんなゴキブリがいると知ってもらえたらうれしい」と話す。

 同展は10月18日まで。開館時間は午前9時半~午後4時半(月曜休館)。詳しくは市ホームページの昆虫館のページから。

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