社会

古瓦で人工漁礁 - 猿沢池水質改善へ在来種の隠れ家に/近畿大と興福寺

興福寺の古瓦を再活用して人工漁礁を設置する学生=24日、奈良市登大路町の猿沢池 拡大

 近畿大学と興福寺は24日、奈良を代表する景観地、奈良市登大路町の猿沢池で、在来種のすみかになる人工漁礁を設置した。生き物の数を増やすことで生態系機能を高めて水質改善を図り、観光資源としての魅力向上につなげることが目的。魚類の在来種モツゴ、シマヒレヨシノボリなどの産卵場所と隠れ家を創出する。

 漁礁には、平成の修理でふき替えられた同寺南円堂(江戸時代再建)の古瓦(1762年焼成)を再活用。観音の縁日17日と、同寺の伝統行事「放生会」が4月17日に行われることにちなみ、17枚の瓦を池内に重ねて漁礁にする。瓦には未来に向けたメッセージも墨書きされた。

 設置は同池の北西部3カ所で行われ、うち1カ所は鉄製の枠を置いて電動ポンプで排水。枠内の水位が下がると、同大の学生らが丁寧に瓦を積み上げた。近隣の市立椿井小学校の6年生35人も見学に訪れ、池の生き物が増えることを願って作業を見守った。

 来年度からは放生会に合わせて漁礁の数を増設。最終的に17カ所に設ける予定にしている。

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