社会

児童生徒ら伐採見学 - 新校舎建設、楽しみ 全て村内で調達/川上の小中一貫校の建築材

子供たちの目の前で伐採される学校建設用の木=26日、川上村高原 拡大

 川上村が令和6年の開校を目指す新しい学校を建てるための村有林伐採が始まった。26日には児童生徒31人と村民ら計約80人が伐採現場を見学した。

 同村西河の現小学校を取り壊し、跡地に小中一貫9年間の義務教育学校の木造3階建て校舎と、併設する保育園の木造2階建ての園舎を新築する。

 建築のためには約2500立方メートルの立ち木が必要になるが、すべて村内で調達する計画。このうち6割は村有林の間伐で、来年にかけてスギ1500本とヒノキ500本を伐採する。

 同村高原の伐採現場は、吉野林業の指導者として知られる土倉庄三郎(1840~1917年)が村長時代に植林を手掛けた村有林。同日は村内の林業従事者が、チェーンソーで105年生のスギ2本を切り倒した。

 高さ約45メートル、直径約50センチの大木が大きな音を立ててゆっくりと傾き出すと、子供たちは「すごい!もう倒れる!」と歓声を上げ、倒れた後の地響きに圧倒されていた。

 小学5年生の三宅叶恵さん(11)は「すごい迫力だった。何百年も前から立派な木を育てている川上村にいてよかった」と感激。同4年生の福本陽都君(9)は「大きな木を切る様子を初めて見た。大きな学校ができるといいな」と話した。

 同村は高級建材の吉野スギ、ヒノキの主産地で、植林の歴史は500年前までさかのぼる。栗山忠昭村長(69)は「村の歴史が引き継がれる。きょうの光景を心に焼き付け、誇りを持って勉学に励んでください」と呼び掛けた。

 同村では子育て世代の移住者も増え、教育の充実も魅力の一つ。開校時は園児と児童生徒合わせて約70人規模を見込んでいる。

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