社会

口元見えて装着しやすく 手話に便利なマスク - 手話関係者に好評/御所の吉田さん 技術生かし制作

吉田さん制作のオリジナルマスク 拡大

 新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが必需品となる中、御所市の吉田明夫さん(73)が、手話でも話しやすいオリジナルマスクを考案した。耳が不自由な人たちとの会話には口の動きなど表情を伝える必要があり、通常のマスクは不便だった。吉田さんのマスクは透明で口元が見える上、装着しやすく手話を使う人から好評を得ているという。

 これまでは、耳の不自由な人や手話を使う人は、マスクを外さずに手話ができるようにと、プラスチックやビニール製の透明なマスク「フェースシールド」を使用することが多かった。しかし、手がマスクに当たったり手話が思うように表現できないという欠点が指摘されている。

 生まれたときから耳が不自由な吉田さんは県立ろう学校で取得した技術をいかかし、自宅で紳士服仕立てをしている。コロナ禍の影響で紳士服の受注が減り、マスク作りに挑戦した。

 市販の透明プラスチック板を購入してマスクの形に切り取り、鼻の部分をフィットするよう山型の試作を繰り返した。最も気になる頬あたりの違和感を解消するため、布とパットを付けるなどの工夫は妻の禮子さんが協力したという。

 完成したマスクを御所市の手話サークルや手話関係者に配付したところ、「手話がしやすい」「読み取りやすい」と好評だった。

 吉田さんは「本当は一人一人の顔に合ったサイズのものを作ってあげたい」と職人の顔をのぞかせつつ、「マスク不要の世界が一日も早く来ることが一番の願いですね」としていた。

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