楽しく読書習慣を - 奈良の高見君 感想文14枚で「区間賞」/啓林堂書店「こども読書マラソン」 8月31日まで

奈良、大和郡山、生駒の各市に店舗を展開している啓林堂書店(大和郡山市、林田芳幸代表)が、子どもたちに読書習慣をつけてもらおうと、読書感想文を書いてスタンプを集める「夏のこども読書マラソン」(奈良新聞社後援)を開催している。31日まで。
小中学生が対象で、今年で8回目。同社の奈良、新大宮、学園前、大和郡山、生駒の各店舗と、同社が運営受託するジュンク堂書店奈良店(奈良市)の計6店舗で実施。各店で提出された感想文を展示している。
ペンネーム「槍のぽん太」で参加している奈良市立済美小学校5年の高見晴人君(10)は、7月28日から毎日欠かさず奈良店に1枚の感想文を提出。店舗ごとに設けられている2週間刻みの「区間賞」で、8月2~16日の期間中の最多となる14枚となり「30キロ区間賞」を受賞した。19日に同社の西田大栄・店舗営業本部長から表彰状を授与された。
高見君は戦国時代~幕末の人物の伝記を読むのが好きといい、「(読書は)本の中に入って物語の内容を体験できるのが楽しい」。「毎日書いてやりがいがあった。うれしい」と区間賞を喜んだ。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響による夏休み期間の短縮などが影響し、参加者数、提出枚数ともに例年より少ないというが、西田部長は「新型コロナの影響で遊びに行くことがはばかられるなか、子供たちには本の中でたくさんの旅や冒険、勉強をしてもらいたい」と話している。
参加方法は各店にある申込用紙をレジに提出し、所定の感想カードに200字程度の感想を書く。1日1枚を限度にカードを提出するとスタンプ1個がもらえ、スタンプ3個を集めると各店で使える100円分の買い物券が贈られる。
問い合わせは、同社営業本部、電話0743(51)1000。
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