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メッセージ手に「幸せ」 - 市内の子ども全員に贈る「自粛中、自宅で本を」/御所の仲林さん

子どもたちの似顔絵などが入った礼状やメッセージに囲まれる仲林参代さん=24日、御所市のごせ駅前ふれあいセンター 拡大

 御所市の近鉄御所駅前で自宅を児童や保護者らに開放している仲林参代さん(70)が市内の小学6年生までの子ども1675人全員に1000円の図書カードを匿名で配ったところ、市役所などを通じて保護者や児童から大量の礼状やメッセージが届いた。

 仲林さんは大和高田市で保育士や市職員として働いていたが、平成23年、定年退職を機に元自宅をリフォームし、親子らが無料で利用できる「ごせ駅前ふれあいセンター」を開いた。

 年齢や学年別に絵本の読み聞かせや歌、折り紙の講習などをしていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公立学校が休校になったのに合わせ、活動も自粛した。

 「来られない子どもに何かできないか」と考え、自宅で本を読んでほしいと、図書カードの配布を思いついたという。市に協力を仰ぎ、小学生には学校を通じて、0歳児からの未就学児には市役所からカードを発送してもらった。

 カードを入れる封筒は得意の折り紙で人数分手作りし、市職員が市民から寄贈があった旨を伝える文書を添えた。

 カラフルな手作りの封筒に心を打たれたのか、配布後に保護者から「お礼を言いたい」などの問い合わせが市役所に入るようになり、市がメッセージを集めて仲林さんに届けたという。

 仲林さんは「いつもは子どもたちに元気をもらっている。封筒も子どもらの顔を思い浮かべながら楽しく作ったので、苦にならなかった」と笑顔。市から大量のメッセージを受け取った時は「今までで一番幸せな気分になった」と振り返る。

 メッセージは色紙に寄せ書きしたり、写真を入れるなどさまざま。「休校中に子どもの面倒を見てくれる祖母にカードをあげたい」と世代間の交流に一役買っていることをうかがわせるものもあり、「皆さんの温もりを感じた」と仲林さんは話している。

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