社会

儀式伝える絵巻など67件 - 法要への理解深めて/3月22日まで 奈良博で「お水取り」展

法要の理解を深める文化財が並ぶ特別陳列「お水取り」=奈良市登大路町の奈良国立博物館 拡大

 東大寺二月堂の「修二会(しゅにえ)」に関する資料を紹介する特別陳列「お水取り」が、奈良市登大路町の奈良国立博物館で開かれている。同館、東大寺、仏教美術協会主催。3月22日まで。

 修二会は練行衆と称される僧侶11人が、二月堂の本尊・十一面観音に罪を懺悔(さんげ)し、人々の幸せなどを願う「悔過(けか)法要」。天平勝宝4(752)年から1260年以上、1度も絶えることなく続き、「別火」と呼ばれる前行を含め2月20日から約1カ月間営まれる。

 特別陳列は「お水取り」の名で親しまれる修二会への理解を深める目的で毎年開催。今回は、法要で使用される道具や儀式を伝える絵巻、古文書など、重要文化財19件を含む67件が公開されている。

 そのうち、「二月堂本尊光背(こうはい) 頭光(ずこう)」(奈良時代、国重文)は、修二会の本尊である二月堂十一面観音の光背の頭光。江戸時代の火災で残った断片を復元的に配置した。表面には華麗な文様が施されている。

 「二月堂曼荼羅(まんだら)」(室町時代)は、十一面観音が雲に乗って二月堂の上空に現れている。

 また「二月堂縁起」(同)は、修二会の創始から二月堂観音の利益(りやく)までの説話を表した絵巻。「両堂記 第六(二月堂練行衆日記)」(江戸時代、国重文)は、堂衆が書いた修二会の記録で、寛文7(1667)年に二月堂が焼亡した際の具体的な処置も記している。

 このほか、香水杓(しゃく=鎌倉時代、国重文)は、本尊に香水を供えた後、堂内の参詣者に分ける際に用い、注口がついている。

 午前9時半から午後5時開館。金・土曜は午後8時まで。修二会期間中も延長あり。17、25、3月16日休館。観覧料は一般520円、大学生260円、高校生以下無料。

 問い合わせはNTTハローダイヤル(050)55428600。

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