社会

文化財撮影の軌跡 - 12月7日から 奈良博で41件を展示/法隆寺金堂壁画の写真ガラス原板など

法隆寺金堂壁画の焼損前の姿を詳細に写した写真ガラス原板などを展示する展覧会=奈良市登大路町の奈良国立博物館 拡大

 奈良市登大路町の奈良国立博物館できょう7日、特別陳列「重要文化財―文化財写真の軌跡―法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」が開幕する。昭和24年の火災で焼損した法隆寺金堂壁画の焼損前の姿を詳細に写した写真ガラス原板など41件を展示。文化財の写真撮影の軌跡を振り返る。令和2年1月13日まで。

 法隆寺の金堂壁画は昭和10年、文部省の国宝保存事業の一環として、京都の美術印刷会社「便利堂」が全12面を撮影。巨大壁画の精密な記録作成に成功した。火災で壁画は焼損し、これらの写真の価値があらためて評価され、平成27年に国の重要文化財に指定された。

 写真は全紙判(縦610ミリ、横約450ミリ)という大型のガラス乾板を用い、原寸大で分割撮影。極めて高い解像度で、如来の螺髪(らほつ)や衣のひだの濃淡などが見て取れる。奈良文化財研究所や同博物館が今年撮影した壁画写真も展示している。

 法隆寺は平成27年、旧金堂壁画の保存活用委員会を文化庁などと設立。今年1月には壁画を収める収蔵庫の耐震性に問題がないことを報告し、同寺を創建した聖徳太子1400年忌の令和3年をめどに一般公開する方向。

 同館学芸部資料室長の宮崎幹子(もとこ)さんは「展示をご覧いただいて、法隆寺壁画の歴史的・芸術的価値や、その先の保存にも理解をいただけたら」と話す。

 午前9時30分から午後5時開場。金・土は午後8時まで。12月17日は午後7時まで。同28日は午後5時まで(いずれも入館は閉館30分前まで)。一般520円。大学生260円。高校生以下と70歳以上無料。1月11日は同館講堂で公開講座を開催。定員194人。正午から整理券を配布する。

 問い合わせは同館、ハローダイヤル050(5542)8600。

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