社会

遊宴の風情感じて - 彦根屏風、松浦屏風など 大和文華館で特別展/来月25日まで

国宝「彦根屏風」(部分)彦根城博物館蔵 拡大
国宝「松浦屏風」左隻(部分) 大和文華館蔵 拡大

 奈良市学園南1丁目の大和文華館で特別展「国宝彦根屏風と国宝松浦屏風―遊宴と雅会の美」が開かれている。二大傑作の屏風に代表される、桃山から江戸時代前期に花開いた華やかな遊楽図屏風や遊宴を盛り上げた工芸品など35件を展示。近世の豊かな文化を感じられる作品展となっている。12月25日まで。

 近世(16世紀後半)になって、戦乱の世から都市が再興してくると、それまで中心的だった仏教思想から、現世を楽しもうという考えが広がったという。遊楽図屏風は、そのように華麗に装った人々がさまざまな遊びに興じ、遊宴を楽しむ様子を描く。後の浮世絵にも影響を与え、江戸時代後期にはリバイバルブームが起きた。

 同館学芸係長の宮崎ももさんは「髪の毛ひと筋や着物の模様も丁寧に描く彦根屏風はどこかミステリアスで、華やかさの陰に気だるげな雰囲気があるのも人々を魅了してきた。松浦屏風は表現はやや平面的だが、高さが150センチ以上あって迫力があるのが面白い。教養ある文化の豊かさをお楽しみいただきたい」と話す。

 午前10時から午後5時(入館は午後4時まで)。入館料は一般950円。高校・大学生730円。小中学生無料。月曜休館(祝日・振替休日は開館。翌日休館)。会期中展示替えあり。学芸員の列品解説は毎週土曜午後2時から。12月15日は講演会、12月22日は日曜美術講座を開く(ともに午後2時。入館料のみ必要)。問い合わせは電話0742(45)0544。

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