社会

きらめく名刀ズラリ - 国宝・重文20点超 安綱一門の傑作45点/12月28日から春日大社で刀剣展

直刀から日本刀の成立を考える上で貴重な資料となる国宝「黒漆平文飾剣(柄欠失)」 春日大社蔵(同神社提供) 拡大
安綱の最高傑作と言われる国宝「太刀 銘安綱(名物童子切安綱)」東京国立博物館蔵(同) 拡大
鬼を切ったと伝えられる重文「太刀〈銘安綱(鬼切丸)〉」北野天満宮蔵(同) 拡大

 春日大社などは今年12月28日から奈良市春日野町の同神社国宝殿で、日本刀の最古級の刀匠で県出身の伝承もある安綱(やすつな)一門の作品を紹介する刀剣展を開催する。東京国立博物館所蔵で「天下五剣」の一つとされる、安綱の最高傑作と言われる門外不出の国宝「童子切(どうじぎり)安綱」も出品される。来年3月1日まで。

 この「最古の日本刀の世界 安綱・古伯耆(こほうき)展」では、平安時代に伯耆国(ほうきのくに=現在の鳥取県中・西部)に現れた安綱とその一門の、国宝・重文20点以上を含む45点の刀剣や、鞘(さや)、鐔(つば)などの拵(こしらえ)を展示。春日大社の担当者は「日本刀が成立する過程をたどることができる画期的な展覧会」と自信をみせる。

 所蔵の太刀が古伯耆であると平成29年に確認したことを機に、春日大社が安綱らの名刀を調査したことが今展示のきっかけ。最古級の刀匠とされる安綱は奈良市出身という伝承もあり、刀工の祖とされる天国(あまくに)が宇陀郡出身ともいわれる。

 ほかに主な出品は、刀身がほぼ真っすぐで、直刀から日本刀の成立を考える上で貴重な資料となる春日大社蔵の国宝「黒漆平文飾剣(柄欠失)」(くろうるしひょうもんかざりたち=つかけっしつ)、北野天満宮(京都府)蔵の重文「太刀〈銘安綱(鬼切丸=おにぎりまる)〉」は鬼を切ったという伝承のある安綱の代表作。

 午前10時から午後5時開場(入館は午後4時30分まで)。前期は1月26日まで。展示替え後、後期は2月1日から。拝観料一般1000円(前売り800円。10月下旬から主要プレイガイド)、大学高校生600円、小中学生400円。問い合わせは春日大社国宝殿、電話0742(22)7788。

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