考古学

考古学ファン集結 - 3遺跡で現地説明会 参加者ら現場巡りも/藤原宮大極殿院の回廊跡・貴族邸宅跡・円墳

想定外の回廊が見つかった藤原宮大極殿院の現地説明会=6日、橿原市高殿町 拡大
藤原京期の貴族の邸宅跡とみられる建物の遺構を見学する参加者=6日、橿原市四条町 拡大

 藤原京期の貴族の邸宅跡や藤原宮大極殿院で見つかった新たな回廊跡など、橿原市内で行われた三つの発掘調査の現地説明会が6日、同市で開かれ、多くの考古学ファンが詰め掛けた。三つの現地説明会が同じ日に開かれるのは珍しく、時間を調整しながら現場を巡る参加者の姿も見られた。

 藤原宮大極殿院に想定外の回廊が見つかった橿原市高殿町の調査区では、奈良文化財研究所の担当者が午前11時と午後1時30分の2回、調査成果を説明、約970人の考古学ファンが訪れた。

 説明を聞いた参加者は、回廊が設けられた理由や評価を担当者に質問。大阪府東大阪市の無職、前田敏一さん(73)は「大極殿の後ろ側に回廊があるとは考えていなかったので、興味深い」と遺構を観察。愛知県岡崎市の主婦、大西幾美子さん(60)は「遺構から大量の瓦が見つかり、瓦ぶきの回廊だったと考えられることなど、詳しい説明でよく分かった」と納得した様子だった。

 畝傍山の北側に広がる同市四条町の調査区では、県立橿原考古学研究所(橿考研)の調査で貴族の邸宅とみられる藤原京期の建物跡や弥生時代前期の環濠(かんごう)集落の可能性がある濠(ほり)などが見つかった。

 橿考研の担当者が調査成果を説明し、約550人が訪れた。参加者は見学用の通路から遺構を観察。橿原市雲梯町の無職、御園忠弘さん(84)は「藤原京の中心から離れているのに、立派な建物があったとは驚き」と話し、大阪市西区の会社員、稲野正志さん(55)は「当時、どんな生活をしていたのか。藤原京の全体像を知りたい。弥生時代の遺構も広がりがありそうで、今後の調査に期待したい」と話していた。

 同市四条町の四条遺跡でも現地説明会があり、新たに見つかった5世紀末~6世紀初めごろの円墳について、橿考研の担当者が説明した。

 

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