社会

イネの栽培環境など 弥生人は特性熟知? - 成熟期別に収穫し「多様性」を維持か/橿考研 栽培実験の成果報告

早晩性の異なる品種のイネを植えた栽培実験について説明する稲村研究員=31日、明日香村の圃場 拡大

 県立橿原考古学研究所は31日、明日香村小原の圃(ほ)場で、弥生時代前期に伝来したイネの品種の特性や伝播(でんぱ)ルートの調査研究を目的とした栽培実験の成果を発表した。生育期間の違う10種のイネを栽培し、収穫期までの栽培期間の特性である早晩性により収量が異なることが分かった。遺跡から出土した籾(もみ)や穂の遺物の分析結果などから、調査を担当した同研究所特別指導研究員の稲村達也・京都大学名誉教授は「弥生人はイネの出穂特性と栽培環境を知ってイネに接していたのではないか」としている。

 イネは九州に伝来し、数百年かけて東北まで伝播したと推定。日照時間が一定より短くならないと花芽を形成しない短日植物のため、九州から東北までイネが伝わるにはそれぞれの気候条件に合った多様な品種が必要という。…

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