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天平の輝き、音色再び - 正倉院宝物「螺鈿紫檀五絃琵琶」/模造品完成 宮内庁

完成した模造品の螺鈿紫檀五絃琵琶の表(右)と裏(宮内庁提供) 拡大

 正倉院宝物を代表する優品として知られる螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ、全長108センチ)の模造品を宮内庁正倉院事務所が制作した。完成した模造品は三の丸尚蔵館(東京都皇居内)の企画展で13日から9月1日まで展示される。

 弦が五本ある琵琶はインドに起源があるとされ、古代のものでは宝物の琵琶が世界で唯一現存する。天平勝宝8(756)年の聖武天皇の七回忌に光明皇后が東大寺大仏に献納した宝物の一つ。

 ヤコウガイを用いた螺鈿(らでん)で文様が描かれ、表にラクダに乗った楽人、裏面には宝相華文(ほうそうげもん)と呼ばれる花文が全面に施されている。

 宮内庁は平成15年に紫檀(したん)材を入手し、ひずみなどが生じないよう、十分な期間を置いて同23年度から制作に着手。約8年がかりで完成させた。ばち受けのウミガメの甲羅は国内の備蓄品を調達した。

 宝物では失われている弦の復元には、皇居御養蚕所で飼育されている蚕「小石丸」の細く上質な糸が最適と判断、制作当時の音に近づけた。

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