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SNSで話題です - 笑った・泊まらずにいられない 宿泊客増加なるか/奈良市観光協会ポスター

SNSで話題を呼んだポスター。奈良市観光協会にも張り出されている=18日、同市三条宮前町 拡大

 訪日外国人の増加も背景に観光客数が順調に伸びる一方、宿泊客の伸び悩みが課題の奈良市で、市観光協会が製作したポスターがSNSで拡散、話題を集めている。県庁前の横断歩道を渡る鹿の手前に停止線と「泊まれ」の文字。今年3月、大阪・梅田駅で目にした人が「切実過ぎて笑ってしまった」とツイートしたのがきっかけで、「泊まらずにいられなくなった」との反響も。宿泊客増加の起爆剤となるか。

 このポスターは平成28年度に市観光協会が公募で業者を選んで製作した2種類の一つ。B1サイズ300枚、B2は200枚を印刷した。

 人気に火が付いたのは今年3月、大阪の地下鉄梅田駅に張り出されてからで、SNSで拡散するとネットニュースに取り上げられ、大手メディアの取材も相次いだ。その間もツイート件数は伸び続け、18日現在4万1000件。9万2000件の「いいね」が付いている。

 市観光協会の胎中謙吾さん(35)は「市民にはなじみの風景だが、よその人から見れば横断歩道を鹿が渡っているなんてあり得ない。『泊まれ』の3文字に込められた思いもインパクトがあったのだろう」と話す。「なぜ今になって、とも思ったが、誰か一人の胸を打てば瞬く間に情報が拡散するのがSNSの強み」と手応えを感じている。「♯日帰りなんてマジカ♯奈良」の文字も、「駄じゃれが大阪の笑いを呼んだ」とみる。 

 市観光協会には「ポスターどこに貼ってますか」との問い合わせや提供の要望もあるといい、胎中さんは「県外の学校の先生から『泊まらないといけない気持ちになりました』との声もあった。修学旅行の呼び込みにもつながれば」と期待する。

 奈良市の調査報告によると、28年に市を訪れた観光客は1554万3000人。平城遷都1300年祭があった22年(観光客数1841万5000人)以降では初めて1500万人を突破した。外国人観光客も前年比6割強の伸びを示したが、宿泊客は約158万人と全体の1割ほどにとどまっている。大阪や京都など近郊の都市圏に宿泊客を奪われ、明暗がくっきり。29年の観光客数は1631万4000人、宿泊客は180万人だった。

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