社会

本番へ練習に熱気 - せりふに苦戦も充実 小学生から高校生までの12人/30日に「狂言いろは発表会」

「禰宜山伏」の稽古をする教室生。狂言師の茂山忠三郎さん(左から2人目)が丁寧に指導する=奈良市川上町の若草公民館 拡大

 奈良市の狂言教室を支援する「若草こども狂言を育てる会」(村田昌三会長)は30日、「第13回狂言いろは発表会」を奈良市春日野町の奈良春日野国際フォーラム甍(いらか)で開く。発表会を間近に控え、教室生の練習にも熱がこもる。

 同教室は大蔵流狂言師の茂山忠三郎さん(36)が指導。発表会には小学生から高校生までの12人が出演する。演目は「附子(ぶす)」、「魚説教」、「千鳥」、「舟船(ふねふな)」、「禰宜(ねぎ)山伏」など。

 能楽ゆかりの奈良市川上町で開かれた「若草こども狂言」(平成18年)が発端。教室では、演目ごとに時間を決めて生徒らは到着。茂山さんがマンツーマンで動きや言葉遣いを指導する。顔や体の向き、せりふを話し出すタイミングの指摘は厳しい。

 もちろん、長せりふもある。同市の高校2年、野村武寅さん(16)は、6歳違いの弟が先に始めたのがきっかけ。「やっている姿が格好良くて、面白そうに思った。実際、やっていて楽しい。難しいのは、今の言葉じゃないので、動きや文脈から推測しないといけないこと」と、充実した表情。

 指導を続ける茂山さんは「自分たちプロはお客さんに楽しんでもらおうと求める。子どもたちに何を求めるか。狂言は喜劇だから、演じる自分たちが楽しくないとお客さんを楽しませられない。やっている方が楽しむレベルに達するまでが難しい」と話す。それでも「習ってくれるだけでも現代においては、すごくありがたいこと。子どもたちが伝統を受け継いでくれている、その喜びをくんで多くの方に見てほしい」と話す。

 午後1時30分から同4時(開場午後1時)。入場無料。問い合わせは花谷さん、電話080(8816)1054。

▼ 記事の詳細は本紙をご覧ください

購読のお申し込み

ウェブ限定記事

よく読まれている記事

  • 興福寺中金堂再建記念 現代「阿修羅」展 図録
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • Tour guide tabloid COOL NARA
  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良クラブ試合情報

奈良新聞読者プレゼント

文楽のサマーレイトショーの招待券

第3部サマーレイトショーで上演される「国言詢音頭」の一場面
提供元:国立文楽劇場
当選者数:5組10人
  • 奈良マラソン
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • バナー広告のご案内
  • 奈良新聞シニアクラブ
  • 奈良新聞デジタル
  • ならリビング.com
  • 特選ホームページガイド
  • 奈良新聞社 採用情報
  • ならどっとFM78.4MHzのご紹介