考古学

木簡が映す庄園の日常 - 799字判読の「帳簿」に「正倉院」の文字も/藤原宮跡 奈文研資料室で展示

判読できた文字では日本最多とみられる木簡(右)=橿原市木之本町の奈良文化財研究所藤原宮跡資料室 拡大

 橿原市の藤原宮跡で見つかった木簡の企画展示「埋(うず)もれた大宮びとの横顔―薬・まじない・庄園の木簡」が、同市木之本町の奈良文化財研究所藤原宮跡資料室で開かれている。26日まで。

 同研究所都城発掘調査部(飛鳥・藤原地区)史料研究室は1月、藤原宮跡出土木簡では4冊目の正式報告書「藤原宮木簡四」を刊行。宮跡西半分で出土した木簡529点のうち、1文字以上を判読できた162点を収録している。

 同展示では報告書掲載の木簡の一部を紹介。このうち、平安時代初期に藤原宮・京跡地の庄園で作成された帳簿の木簡は長さ98センチ。判読できた文字は799字で、木簡では日本最多とみられるという。また「正倉院」の文字も見られ、税の一つ「租」の収納の様子が分かる史料となる。

 山本崇上席研究員は「保存処理前の水に漬かった状態で、文字が良く分かるまたとない機会。貴重な史料を見てもらえれば」と話す。

 入館無料。午前9時から午後4時半開館。問い合わせは同資料室、電話0744(24)1122。

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