社会

代表作180点、奈良の作品も - 世界各地を旅して創作続けた版画家 13日からヨルク・シュマイサー特別展/県立美術館

「奈良、東大寺」=(c)Keiko Schmeisser 拡大
「奈良のスケッチ」=(c)Keiko Schmeisser 拡大

 世界を舞台に活躍し、奈良とのゆかりも深い銅版画家のヨルク・シュマイサーの画業を振り返る、県立美術館などの特別展「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」(奈良新聞社など後援)が、きょう13日から、奈良市登大路町の同館で開かれる。6月2日まで。

 シュマイサーはドイツ出身で、中東やアジアなど世界各地を訪ね歩いて作品に生かし「旅する版画家」と呼ばれた。とりわけ夫人の実家がある奈良との関わりは深く、昭和52年から約1年間は高取町の版画工房「車木工房」で銅版画技術を指導。奈良をテーマにした作品も数多く制作し、版画集「奈良拾遺集」も出版した。

 今展は平成24年6月の没後、初の本格的回顧展。昨年の東京都町田市立国際版画美術館に続く開催となる。シュマイサー作品の底流にある「変化」をキーワードに、初期から晩年までの代表作約180点が公開される。

 このうち「奈良、東大寺」(個人蔵)は同寺の大仏殿や中門、南大門をはじめ、二月堂の灯籠や正倉院正倉などを組み合わせた作品。連作「彼女は老いていく」は、一人の女性の変容を描いた初期の代表作だ。

 また「デーヴィス基地付近I」は南極旅行の時の作品。漂流し、崩壊して姿を変えていく氷山を描く。このほか興福寺の五重塔と南円堂などの風景をモチーフとした「奈良のスケッチ」や、奈良をテーマとした作品約20点も今回のみ並ぶ。

 併せて、奈良市とシュマイサーが晩年を過ごした姉妹都市のキャンベラによる連携展示も行われる。

 午前9時から午後5時開館。月曜休館(4月29日、5月6日除く)。観覧料は一般800円、高校・大学生600円、小中学生400円。問い合わせは同館、電話0742(23)3968。

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