考古学

日本初 奈文研が参加 - 国内の遺跡、世界へ発信/EU考古学ネット検索「アリアドネ・プラス」

アリアドネ・プラスへの参加を説明する高田研究員=28日、奈良市二条町の奈良文化財研究所 拡大

 奈良市二条町の奈良文化財研究所(奈文研)は28日、欧州の考古学に関するインターネットの検索サービス「欧州考古学情報基盤(ARIADNE Plus=アリアドネ・プラス)」に、日本の研究機関として初めて参加すると発表した。多国間の考古学情報の統合を目指した欧州連合(EU)の事業。世界と日本の遺跡に関する情報の相互検索が可能になる。平成32年度中の運営開始を目指す。

 「アリアドネ」は平成25年に始まった考古学の報告書や画像などをインターネットから入手できるシステムで、現在約200万件の遺跡情報を登録。今年1月からの第2期計画「アリアドネ・プラス」にはイタリアやイギリスなど欧州23カ国37機関に加え、日本、アメリカ、アルゼンチン、イスラエルの4カ国が参加し27カ国41機関となる。

 奈文研は27年から、全国の遺跡発掘報告書などの情報を電子化してインターネット上で公開する「全国遺跡報告総覧」を運営。現在は自治体や大学など全国915機関が参加し、報告書など約2万3000冊の閲覧ができる。

 アリアドネ・プラスへの参加により欧州の遺跡検索の利便性が向上するほか、国内の遺跡情報を世界に発信することの強化につながる。

 さらに、考古学調査や文化財管理における急速なデジタル化が進む中、世界の各機関と解決策を議論し共有することでデータの適切な保存管理方法の確立にも有意義だという。

 奈文研の高田祐一研究員は「国内の発掘情報を『ガラパゴス化』することなく、世界への情報発信に向けた議論に参加することが重要」としている。

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