考古学

木簡や古文書 文字検索で連携を - 奈文研など 新システム開発へ 文字画像数150万以上に/海外機関も参加し来年3月公開へ

新しい検索シテステムの開発を目指した関係機関の研究者が集まった会合=20日、奈良市二条町の奈良文化財研究所 拡大

 奈良文化財研究所(奈文研)などは、国内外の研究機関のデータベースから木簡や古文書などに書かれた文字の情報を検索できる新たなシステムを開発すると発表した。関係機関の研究者が19、20日の両日、奈良市二条町の同研究所で会合を開いた。来年3月の公開を予定している

 奈文研と東京大学史料編纂(へんさん)所はこれまでに、互いが運営する「木簡字典データベース」と「電子くずし字字典データベース」の連携検索システムを公開。その実績を基に、国内外へ連携の輪を広げようと新システムの研究を開始した。

 新システムは参加各機関が対等で開かれた枠組みを目指し、デジタルアーカイブの国際標準となっている「iiif(トリプルアイ・エフ)」の規格を採用。国内だけなく海外の機関も参加しやすくする。

 さらに、検索結果は文字情報だけでなく画像もダウンロードができるオープンデータ化を目指す。

 現在は日本国内で文字画像データを蓄積する主要機関の奈文研、東京大学史料編纂所、国立国文学研究資料館、京都大学人文科学研究所のほか、古代中国の漢字などの豊富なデータを持つ台湾の中央研究院歴史語言研究所の5機関が参加。

 古代から江戸時代前半のデータが多い奈文研と東大史料編纂所の現行システムに加えて、近世以降や中国のデータが充実。検索可能な文字画像数は40万から150万以上に増えるという。

 奈文研の馬場基・史料研究室長は「貴重な文化遺産である文字をより広く、深く知ることができ、研究者だけなく一般の市民のみなさんにも大きなメリットになる」と強調していた。

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