社会

進む南門復元工事 - 覆屋内で基壇整備 来月から一般公開 情報館も充実/平城宮跡第1次大極殿院

整備が進む平城宮跡第1次大極殿院南門の基壇=19日、奈良市佐紀町 拡大
リニューアルオープンする第1次大極殿院復原事業情報館=同 拡大

 国土交通省近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所平城分室は19日、奈良市佐紀町の平城宮跡第1次大極殿院南門復元工事の現場などを報道各社に公開した。

 第1次大極殿院は奈良時代前半、天皇の即位や外国の使節との謁見(えっけん)など重要な儀式を行った平城宮の中核施設。同分室では奈良文化財研究所による発掘調査成果に基づき、正門にあたる南門の復元整備を平成34年3月完成を目指して進めている。

 現在は昨年秋に完成した幅50メートル、奥行き44メートル、高さ約30メートルの工事用覆い屋内で、建物の基礎部分になる基壇(幅約30メートル、奥行き15メートル)の整備工事を実施。基壇はコンクリート製で表面に化粧石を施し、柱の土台となる花こう岩製の礎石が18個設置されている。

 また覆屋に隣接した加工原寸場では実寸法で図面を描く「原寸図」を作表し、部材の粗取りや乾燥、保管などを行っている。部材となる木材は主に紀伊山地で採取されたヒノキが使われるという。

 4月1日からは、覆屋に接して設けた2階建ての見学デッキでの一般公開を開始。南門基壇と同じ高さ1階と、宮大工が槍(やり)かんななどの古代の大工道具を使って作業する2階の覆屋内部を見学する。内部4カ所に設置したカメラの画像を映すモニターもあり、工事の状況を確認できる。

 見学デッキの入場は午前10時から正午までと午後3時から同5時まで(土日曜、祝日は工事が休みの予定)。年始年末は休止。入場無料。事前申し込み不要。

 国営飛鳥歴史公園事務所平城分室の上原秀樹副所長は「今しか見ることができない工事の状況を、多くの方に見学してほしい」としている。

 このほか、あす21日からは、平城宮跡内にある「第1次大極殿院復原事業情報館」のリニューアルオープン。南門復元工事の解説パネルや原寸図、木材などの展示物のほか、工事の解説映像が新たに加わった。開館時間は午前10時から午後6時(6~9月は同6時半まで)。2、4、7、11月の第2月曜(祝日の場合は翌日)と年末年始は休館。

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