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香水を本尊に - 水取り/お水取り

咒師松明の明かりに照らされて水取りの儀式に向かう練行衆ら=13日午前1時50分ごろ、奈良市雑司町の東大寺 拡大

 東大寺二月堂(奈良市雑司町)の修二会は13日未明、二月堂の下にある閼伽井屋(あかいや)の若狭井から、香水(こうずい)をくむ「水取り」が営まれた。

 水取りの儀式は、若狭国(福井県)の遠敷(おにゅう)明神が修二会に遅刻し、おわびに香水を湧き出させたという故事に由来。

 午前1時50分ごろ、咒師(しゅし)の上司永照さんら練行衆6人が二月堂の南側出入口から出堂。上司さんが二月堂南側石段の上で香水をまく密教の儀式を行い、「咒師松明(たいまつ)」(長さ約2メートル、重さ約40キロ)を道明かりに補佐役の堂童子らを従えて石段を下った。

 秘儀の作法で桶(おけ)にくみ上げられた香水は、運び役の「庄駈士(しょうのくし)」が天秤(てんびん)形の担い台で堂内へ搬入。閼伽井屋と二月堂を計3往復して、本尊十一面観音像に供えられた。厳しい寒さの中、境内には大勢の参拝客が詰め掛け、神秘的な儀式を見守った。

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