社会

墳丘裾を初確認 - 前方部 埴輪片など出土/天理・東乗鞍古墳

初めて確認された前方部の墳丘裾=21日撮影、天理市乙木町の東乗鞍古墳 拡大

 天理市乙木町の前方後円墳・東乗鞍古墳で、前方部の墳丘裾が初めて確認された。天理大学と市教育委員会が発掘調査を実施した。同大考古学・民俗学研究室は「古墳の保存と活用を進める上で重要な基礎的データが得られた」としている。

 東乗鞍古墳は「杣之内古墳群」を構成する主要古墳の一つ。前方部を西に向けた前方後円墳で、横穴式石室内の石棺の型式から築造時期は6世紀前半と考えられている。

 平成28年度に「石室の天井から土が崩落している」と地権者から相談を受けたのを契機に、同大と市教委は古墳の保存と範囲確認を目的に発掘調査に着手。昨年2月の初調査では、墳丘が2段で築かれていたことが判明。埴輪(はにわ)片1点が出土して、築造時期を補強する材料を得た。

 今年度は、前方部の西側3カ所を調査。周濠(ごう)に続く前方部の墳丘裾を検出した。墳丘部分は黄色と黒色の土を交互に盛っていたことも分かった。

 埴輪片や土器片が出土し、6世紀前半の築造時期を追認。前方部の頂上付近では滑石製模造品2点も見つかった。墳丘上で何らかの祭りが行われたと考えられるという。

 桑原久男同大教授は「もともと墳丘が未調査の古墳で、地権者と市教委と大学の三者連携により期待以上の成果が得られた」と話す。来年度以降、後円部を調査して古墳の規模を確認する方針。

 現場は既に埋め戻されており、現地説明会は実施しない。

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