考古学

飛鳥の発掘成果を紹介 - 飛鳥寺北方、山田道など 出土品350点、パネル45点/奈文研飛鳥資料館企画展

飛鳥寺北方から出土した大量の土器=24日、明日香村奥山の奈良文化財研究所飛鳥資料館 拡大

 飛鳥地域の発掘調査成果を紹介する企画展「飛鳥の考古学2018」が、きょう25日から、明日香村奥山の奈良文化財研究所飛鳥資料館で開かれる。3月17日まで。

 平成29年度に実施された発掘調査と、近年の調査分析の成果を解説。8遺跡の出土品350点とパネル45点を展示する。

 飛鳥寺北方(明日香村)では大量の瓦やレンガの「磚(せん)」が出土。日本初の本格的寺院が誇った威容を垣間見ることができる。

 古代の幹線道路「山田道」(同村)の調査では、6世紀前半築造の池状遺構を検出。7世紀後半の埋め立て土から出土した、中央に穴が開いた鉛円板は他に例がなく、地金(素材)として流通した可能性が指摘されている。

 また近年、整理・資料化作業が進む、坂田寺跡(同村)の池出土の土器は、伽藍(がらん)の遺構が見つからない中で7世紀代に寺が存在していたことを示す遺物。土器の中には、尼の名と考えられる「恵妙」や「卍」「知」と記された寺院跡ならではの刻書もある。

 このほか展示品では、小山田古墳(明日香村)出土の石室石材▽与楽イモリ1号墳(高取町)出土の木棺の釘やガラス玉▽石神遺跡(同村)出土の土器―などが並ぶ。

 若杉智宏学芸室研究員は「古代人の生活を反映した遺物を見て、当時に思いをはせてもらえれば」と話す。

 午前9時から午後4時30分開館。月曜休館(祝日の場合は翌日休館)。入館料は一般270円、大学生130円。高校生と18歳未満、65歳以上は無料。

 問い合わせは同館、電話0744(54)3561。

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