社会

文化財を次世代へ - 修理した収蔵品を紹介/奈良国立博物館で特集展示

修理が終わった法隆寺金堂の木造天蓋附属鳳凰=奈良市登大路町の奈良国立博物館 拡大

 近年修理が終わった収蔵品を紹介する、奈良国立博物館の特集展示「新たに修理された文化財」が、奈良市登大路町の同館で開かれている。来年1月20日まで。

 文化財保存修理所を併設する同館は絵画、彫刻、書跡、工芸、考古の各分野の館蔵品や寄託品の修理を計画的に実施。年1回、修理が終わった文化財の公開を行っており、今回は国重要文化財5件を含む9件を展示する。

 法隆寺(斑鳩町)が所蔵する「木造天蓋(てんがい)附属鳳凰(ほうおう)」(飛鳥時代、国重要文化財)は、同寺金堂(国宝)の天井から下がる天蓋にかけられた飾りの一つ。破損していた左脚や羽の一部を接合し、元の形に戻した。

 館蔵品の「鳳凰文戧金(そうきん)経箱」(国重文)は中国・元時代(14世紀)の作品。戧金は文様を線刻し金箔を刷り込んだ技法で、鳳凰や孔雀などの周りに雲文や唐草文を施す。細かい亀裂が生じた漆(うるし)塗膜の表面に補強を行った。

 また、法明寺(京都府笠置町)の「木造天部立像」(平安時代)は、来館者からの募金を活用して修理が行われた。

 同館の鳥越俊行保存修理指導室長は「文化財の活用が叫ばれているが、その基礎となるのが地道な修理活動。次世代に引き継ぐために博物館が行う現在進行形の活動を知ってほしい」と話す。

 午前9時半から午後5時開館(28、29日を除く金・土曜は午後8時まで)。来年1月1、7、15日は休館。観覧料は一般520円、大学生260円。成人の日(14日)は新成人無料。

 問い合わせはNTTハローダイヤル050(5542)8600。

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