経済

奈良の魅力を伝える - 建材や家具、食材に県産品 地域密着型コミュニティーホテル/セトレならまち きょう開業

吉野産の杉やヒノキなどを使った和モダン調の外観=3日、奈良市高畑町の「セトレならまち」 拡大
壁面に奈良の山波を描くなどした「特別室」=3日、奈良市高畑町の「セトレならまち」 拡大

 奈良市高畑町の猿沢池畔に、地域密着型コミュニティーホテル「セトレならまち」(岸本舞支配人、32室)が、きょう5日オープンする。建築材や家具、食材などに県産材・品を使用。奈良の魅力を伝える空間となっている。

 吉田屋旅館の別館跡地に開設。「セトレ」ブランドで同様のホテルを兵庫、滋賀、長崎各県で展開する「ホロニック」(神戸市)が運営する。同ブランドのホテルとしては5施設目になる。

 建物は鉄骨造り4階建てで、延べ床面積約1990平方メートル。外観は吉野産のスギやヒノキで外壁で覆い、和モダン調とした。また1階の外壁と内装には県内の山間部などで土塀造りに使われている「猫積み工法」を採用。材料のわらと土も県内で調達した。

 客室は2~4階部分で、和・洋室や「坪庭」のある町屋をイメージした部屋など5タイプ。壁面に約800キロの十津川村産川石を積み上げるなどして奈良の山波を描き、奈良団扇(うちわ)なども備えて宿泊客に「大和の心」を感じてもらう特別室も設定した。

 さらにシンボルツリーのしだれ桜、柿の木を植樹して季節の彩りを感じられる「中庭テラス」(敷地面積約375平方メートル)も設けた。

 このほか、1階のレストランのテーブルは100年スギを使用。大和野菜や大和牛、郷ポークなど県産食材を使った日替わりコースを提供し、宿泊者以外の利用も可能としている。「匠(たくみ)室」では、奈良の伝統産業、地場産業の職人らの技術をワークショップ形式で体感できる。

 2階には猿沢池を眺めながら読書できる「ライブラリー」、興福寺の五重塔や若草山が眺望できる「屋上テラス」などを設けた。

 宿泊料金は平日1泊1万3千円(税込み、朝食付き)から。夕食付きは平日2万5千円(同)から。

 3日の報道関係者向け内覧会で、ホロニックの長田一郎社長は「当社のホテルは立地の景色・景観を生かしているのが特徴で、ソフト面では地域の資源を発掘している」と説明。吉田屋旅館の吉田和隆社長は「奈良の魅力を新しい切り口で発信できれば」と抱負を述べた。

 また岸本支配人は「奈良で発掘して、新しく表現したものへ気付きをお客さんに提供していきたい」と話した。

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