社会

タチバナ 丹精の実 本格収穫 - ブランド化へ加工取り組み/明日香で

タチバナの実を収穫する参加者=9日、明日香村平田の「飛鳥ケイミュー橘の里」 拡大

 不老不死の木の実として古事記や日本書紀に登場する柑橘(かんきつ)種「タチバナ(橘)」を官民一体で栽培している、明日香村平田の農園「飛鳥ケイミュー橘の里」で9日、収穫が行われた。

 タチバナは日本古来の品種。実は直径約3センチ。加工品や化粧品に利用されているが、全国的に生産量は少なく、市場でもほとんど流通していないという。

 栽培に取り組むのは、県と明日香村、住宅建材製造・販売のケイミュー(大阪市)。3者は平成27年2月、連携協定を締結。タチバナを活用した観光地の景観整備と、地域振興や福祉に貢献する循環型活動を目指している。

 農園は高松塚古墳近くの遊休の県有地と民有地計約6000平方メートルを活用。実生苗と接ぎ木で250本のタチバナを植栽した。

 栽培には、高取町の障害者支援施設の利用者も協力。週5日、水やりをしたり、草刈りをしたりして丹精込めて育てている。

 本格的な収穫は今年が初めてで、2000個以上の収穫を見込む。この日の作業はケイミュー社員14人が参加し、色づいた実を一つずつ摘み取った。収穫した実はジャムやマフィンといった加工品に用い、同社のイベントで代理店に配布する予定。

 将来は商品の開発と加工、流通、販売に取り組んでタチバナのブランド化を目指し、収益で障害者の自立支援につなげたい考えだ。

 同社がつくる一般社団法人「飛鳥ケイミュー橘の里」の村田啓成事務局長は「タチバナの商品を特産物にしていきたい。村や県から全国に発信して地域貢献ができれば」と話した。

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