社会

天川で生息確認 天然記念物ヤマネ - 御宮司さんが発見SNSに投稿 親とはぐれ迷子? 捕獲・飼育は禁止 静かに見守って

天川村で目撃されたヤマネ=御宮司紗和さん提供 拡大
ヤマネを見つけた御宮司紗和さん 拡大

 国の天然記念物で、県レッドデーターブックの希少種に指定されている小動物、ヤマネの生息が9月下旬、天川村のみたらい渓谷で確認された。奈良市の会社員、御宮司紗和さん(24)がヤマネを目撃、撮影に成功した。県景観・自然環境課によると、県内では吉野山中を中心に生息しているとみられるが、確実な記録は昭和46年の捕獲が最後で、非常に珍しいという。

 御宮司さんは、9月24日午後3時ごろ、みたらい渓谷の遊歩道を父親の和史さん(51)と散策中、岩場に動く小動物を発見。体長5~6センチで背中に黒い線があり、見たことがない動物だったので、写真や動画で撮影したという。

 帰宅後、会員制交流サイト(SNS)に写真を投稿したところ、「ヤマネではないか」との指摘があり、県景観・自然環境課に連絡した。

 ヤマネは本州、四国、九州などに分布する日本固有の哺乳類。ネズミに似た体型で、背中にある黒い線が特徴とされる。県内では近年、台高山脈や大峰山脈、伯母子山地などで目撃例があるものの情報が少なく、生息数は少ないとみられる。平成24年には上北山村で死骸が見つかっている。

 同課によると、今回見つかったヤマネは生後15~19日の幼獣。通常の出産時期は夏の初めで、9月初旬の出産は珍しい。巣立ちの時期には早く、親とはぐれた可能性もあるという。

 御宮司さんは「人が近づいても逃げず、とてもかわいかった。元気に育ってくれれば」と願う。

 また県景観・自然環境課の高橋愛理主事は「天然記念物のヤマネは捕獲や飼育が禁止されており、もし見かけても、静かに見守ってほしい」と呼び掛けた。

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