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そろばん塾の常識覆す デジタル化で能力UP - チャイルドスクール乾塾長に聞く/デジタルそろばん塾(上)

そろばんを駆使しながらタブレット上で問題に取り組む塾生ら=天理市前栽町のチャイルドスクール本校

 近年パソコンや計算機の普及に伴い、めっきり出番が少なくなっているそろばん。暮らしの中で手軽な計算道具して重宝されてきたまさに文化だが、デジタルの波に押され気味の側面もある。他方、計算や暗算力、最近では右脳の発達に効果があるとも言われる。そのような中、タブレット上でそろばんを学ぶといったアナログとデジタルを融合した新たな取り組みで注目を浴びるそろばん塾・チャイルドスクールの乾勝善塾長に話を聞いた。

 ▼一人一台のタブレットで全てが完結

 天理市前栽町にある一際目立つ緑色で覆われたドーム型の建物、夕方近くになると4歳から大学生に至る様々な年代の生徒が次々と建物の扉をくぐる。そろばん塾「チャイルドスクール」の本校だ。

 そろばん塾と言っても、玉を弾いて回答、講師が採点するといった従来のそろばん教室スタイルではない。部屋に入った子供たちは一人一台ずつタブレットを手にし、学習教材アプリを立ち上げる。珠算、暗算、スピード筆算等カテゴリー別に初級~上級等の各コースで基礎→発展→仕上げとそれぞれの学習ステージに取り組む。

 出題はアプリを通じてタブレット上で行われ、これをそろばんを用いて計算、タブレット上で回答から採点、合否判定が行われる。勿論、そろばんやタブレットの扱いから上手く答えを導けない時は講師がフォロー。学習目標への進捗もパーソナルファイルと呼ばれる管理表で確認できる。

 ▼そろばんで身につく暗算、計算、思考力

 学習教材アプリも、ゆびラボと言われる「珠算・暗算学習総合アプリ」や「思考暗算力育成アプリ(そろボム)」、そろばんで培った暗算力を算数筆算でフル活用できる「スピード筆算養成アプリ(そろぷる)」、数字が書けない子供向けの「幼児向けそろばんアプリ(スージー)」など多彩。

 又、そろばんを模したキャラクターやゲーム感覚の導入、幼児向けには“そろワーク”と呼ばれる桁ごとに桃、青、黄の色を付けた小型そろばんを用いるなど、低年齢でも理解しやすい工夫を随所に凝らし、これらの習得を通じて暗算力、計算力、数感覚の向上をはかる。

 ▼アナログとデジタルの融合が真髄

 「そろばんメソッドの優れた点は、いわばそろばんというアナログ教材とデジタル教材を融合し珠算や暗算、筆算力、思考力を高め学びの土台と発展を築けるところ。又、タブレット上で自分のペースで学習を進めることができ、慣れてくれば、自分で学習を組み立てたり、目標へスケジューリングを行う“自分学習”、つまり自己管理力も身につきます。更に、タブレット上で採点、合否判定が完結されるので授業のスマート化や学習時間の確保といった効率もはかれます」とチャイルドスクールの乾勝善塾長は話す。

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