総合

子供の能力高めるそろばん 右脳活性化に極めて有効 - チャイルドスクール乾塾長に聞く/デジタルそろばん塾(下)

アナログとデジタルを融合したそろばんメソッドについて語るチャイルドスクールの乾勝善塾長=天理市前栽町のチャイルドスクール本校

 ▼そろばんの可能性と珠算式暗算

 全国のそろばん教室の数は往時に比べて半減、指導者の平均年齢も高齢化する中、計算機やパソコンの普及によりそろばんを使う場面も減りつつある。

 他方、そろばん学習は脳の働きを活発にし、記憶力や創造力、集中力を高めるなど様々な効果が期待できるとされている。

 チャイルドスクールの乾勝善塾長は「珠算をマスターすることで、頭の中に“そろばん”をイメージできるようになり、イメージしたそろばんを用いながら暗算する能力が身につきます(珠算式暗算)。これが右脳の活性化に極めて有効であるとされています」と話す。

 ▼そろばんが鍛える右脳と学習効果

 元来、そろばんは職場や家庭になくてはならない必需品であると共に、初等教育の需要な要素となる“読み”“書き”“そろばん(計算)”の一翼を担ってきた学びのツール。 「当スクールは、いわばその原点に戻って、そろばんを通じて珠算で読み書き、演算、論理的思考を司る左脳を、そして珠算式暗算で立体感覚や創造性、芸術性を司る右脳をエクササイズ、子供たちの学びの土台を築き、伸ばすことを主眼としています。そのため、受け継ぐべきそろばんの機能はそのままに、旧来のアナログイメージからの脱却と新たな装いとイメージ、そして価値を打ち立てる必要があったのです。それが、アナログとデジタルの融合」と乾塾長は話す。 現在、それらの取り組みが奏功し入学待ちの状態が続く。

 ▼古くて新しいそろばん

 珠算式暗算を習得すれば頭の中にそろばんがあるので常に「計算ツール」を保持していることになり、学習や日常生活の中で生きた技術を駆使できることになる。

 又、その実践機会として、同塾では塾内通貨“そろんマネー”を発行。塾内のショップで文具などの商品の購入、お釣り計算や両替、数感覚を得る学びの活用にも取り組んでいる。 「確かにそろばん自の計算機器としての役割は、パソコンやIT機器に譲ってはいますが、“基礎学習(読み、書き、計算)”「能力開発(右脳開発)”を育む教具としては、未来に受け継がれていくべき学習ツールの一つだと確信しています。その確信をアナログとデジタルが共存する当スクールの取り組みを通じて、一人でも多くの生徒に伝えたい」と乾塾長は意気込む。

 パソコンや計算機はすぐに答えを弾き出す点では便利だが過程までは導けない、そろばんは脳を鍛え、学習効果にも作用する。その意味でそろばんの学習教具としての役割は大きい。古さの中にこそ、新たな叡智と便利への道が存在する。 

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