考古学
帆立貝形周溝の円墳 - 奈良市教委調査

奈良市大安寺7丁目で、帆立貝の形をした特殊な周溝を持つ古墳時代前期(4世紀後半)の円墳が、同市教育委員会の調査で新たに見つかった。帆立貝形周溝の円墳は他に類例がなく、今後の古墳研究の貴重な資料となる。円筒埴輪(はにわ)や家形埴輪などの出土遺物は、同市埋蔵文化財調査センター(同市大安寺西2丁目)で開催中の春季発掘調査速報展で展示されている。30日まで。
市教委によると、昨年8月上旬から約3カ月間、約577平方メートルを調査。平城京造営時に墳丘が削られたとみられる埋没古墳1基が見つかった。…
▼ 記事の詳細は本紙をご覧ください
購読のお申し込み