社会

届く“便り”希望に - 手紙や作品で交流/曽爾小児童と東日本大震災被災者の「縁」

浜田さんに送る手紙を手にする大向君と高山君(左から)=5日、曽爾村長野の村立曽爾小学校 拡大
児童から送られた作品を掲げる浜田節子さん(昨年7月、福島県南相馬市) 拡大

 曽爾村長野の村立曽爾小学校(中山真一校長、33人)の児童が東日本大震災被災者との交流を続けている。

 年に2回、福島県南相馬市に住む浜田節子さん(81)に手紙や作品を届けており、浜田さんは、震災後に生まれた遠く曽爾村の児童との縁に「生きる希望をもらった」と喜び、今年も便りの到着を待ちわびている。

 海から500メートルのところに住んでいた浜田さんは震災時、夫が入院していた仙台市内の病院にいて無事だったが、長女の夫と自宅、地元の伝統行事「相馬野馬追」のために夫が大切に世話していた馬などをすべて津波で失った。夫も震災後、ほどなく亡くなった。

 そして震災の翌年、平成24年1月、仮設住宅で、ボランティアとして来た当時、曽爾小学校教頭だった梶岡俊之さん(65)=宇陀市=と出会った。

 浜田さんは、梶岡さんが児童から託されてきた励ましの手紙を受け取り、心のこもった返事を送った。長女の早苗さん(59)は「仮設住宅で1日を過ごすのは大変なこと。震災ですべてを失った母にとって、子どもたちに返事を書くことは大きな励みになったと思う」と話す。

 24年秋には浜田さん親子が来県し、同校のイベントに参加。当時1年生で、担任教諭に「握手した手が温かかった」と感想を述べた6年、大向悠冬君(12)は、同じく6年の高山大尊君(12)とともに「また、浜田さんに会ってみたい」と目を輝かせる。

 当初から交流を担当する高橋幸治教諭は「自分の小さな活動が相手に喜ばれている、という実感は子どもたちにとっても、とても大切なこと」と話した。

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