社会

奈良時代の食事“復活” - 砂糖、肉使わず「美味」/奈良女子大がプロジェクト

県の「古代食グルメプロジェクト」で奈良女子大学の学生らが開発したワンプレートランチ=奈良市登大路町の県庁 拡大

 奈良時代の食事を現代風にアレンジして再現、提供する「古代食グルメプロジェクト」が始動した。県の依頼を受けて奈良女子大学の学生らが、砂糖やみそなどの調理料、肉といった奈良時代にはなかった食材を使わずにハンバーグ、古代米をメインとしたワンプレートランチ(税込み1944円)を創作。県内の飲食店などで販売し、そのレシピも公開する。

 観光振興を目指す県の「なら記紀・万葉プロジェクト」と、奈良女子大学の学生らでつくる「奈良の食プロジェクト」の共同事業。古事記や日本書紀、万葉集などの書物から古代人の食生活を検証して、当時の食材や調味料をリストアップ。同大学の学生10人に料理の開発を依頼した。

 テーマは「古代の人にも食べさせたいワンプレートランチ」。メインは長屋王邸(奈良市)から発掘された木簡にも記されたイワシを食材にしたハンバーグ、県内産のヤマトイモのトロロをホワイトソースにした。

 砂糖やみそ、カツオブシなど現代の調味料や食材は使わず、しょうゆのルーツとなった「醤(ひしお)」や昆布だし、干し柿などで味を調えた。薄味だがシジミ汁や大和まなのおひたしなど、食材のうま味が出ているのが特徴だ。

 同大学の学生らが考案したワンプレートランチを荒井正吾知事らと一緒に試食する機会も設けられ、知事は「おいしい。平城宮跡歴史公園で提供してもいい。食から古代の様子を想像してもらいたい」と語った。

 ワンプレートランチは、13日に飲食店「あじあの薬膳おばんざい藍布(ランプ)」(奈良市法蓮町)、25日に同「ことのまあかり」(同市小西町)で提供される。また県は同ランチを販売する店舗も募集している。

 同大学生活環境学部2回生、松野友香さん(20)は「砂糖やみそを使えず工夫して調理した。多くの人に味わってほしい」と話す。

 問い合わせは県文化資源活用課、電話0742(27)8975。

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